粒日記

東京暮らし10年。夫と2人暮らし。日々思うこと。

筆を止めるな

「ブログ書こう」と決めていろんなブログサイトに登録したはいいけど、特段書くことがなくて、なかなか筆が進まず1年くらい経ってしまった。

 

仕事柄、他人が書いた原稿をチェックすることが多いのに、自分で書かないと書く力みたいなのがどんどん鈍ってくる(気がする)。

最近、素敵だな、胸に刺さるな、という文章をたびたび見かけるようになった。昔は自分は書くことが好きだし人より得意だと思ってた。でもなんだ、世の中には本当に書くことが上手な人がいて、それをただ知らなかっただけなんだな。井の中の蛙

私よりも好きな人も得意な人も星の数ほどいて、その中をかき分けていくには、書き続けて書き続けて、自分の色が出ないと認知されない。共感されない。心に残らない。

 

で、ちょっと話が脱線するけども。

先日、話題になっている映画「カメラを止めるな」を観た。ワイドショーにも露出しているし最近ついに国内映画ランキングにも入ったみたいなことも聞くから、今じゃみんな知ってるくらいのすごく有名な作品。

映画はもちろん面白かったけど、その監督のお父さんが書いたFacebookノートがすごくよかった。泣いた。っていうか自然と涙出てた。

上田慎一郎 カメラを止めるな

 

心に残ったり、琴線に触れる文章って、こういうのだ。

なんかすごく考えさせられた。

かつて自分の書いた文章で、誰かの心を動かしたり行動を促したりしたいと思っていた。それがどうだ。書くことが減ってからは、日本語として正しいかどうかとか、統一表記がどうだとか、揺れがあるとかどうだとか。そんなことばかり気にするようになっていた。どこへ行った。戻ってこい、私の情熱。

 

筆を止めないでおこう。なんでもいいから書き続けよう。書き続けてたら、また書きたいと思う何かが出てくるかもしれないし。

 

というわけで、とりあえず日記を書くことにしました。